[2023-06-27]OpenAIサービスを使う上での名称の注意
OpenAIはChatGPTで使われている機械学習モデルGPT-3.5をはじめとしたいくつかのサービスを提供しています。開発者はこれらのサービスを利用して独自のアプリケーションを開発することが可能です。その際、製品がOpenAI技術をベースに開発されていることを明確に伝えるための適切な言葉を使用するよう、OpenAIブランドガイドライン(2023/4/24更新)にて定められています。詳しい内容はhttps://openai.com/brandをご覧ください。ここではガイドラインのうち、アプリケーションの開発者ではなく、ユーザーが注意すべきポイントに絞って解説していきます。
以下のようなケースは、OpenAIのガイドラインに違反しています。
- 製品名やアプリ名にOpenAIのモデルや「GPT」を使用することは、エンドユーザーを混乱させるため、許可されていません。
NG例)GPT4Meow、MeowGPT
- モデル名を間違って使用してはいけません。あえて間違っているような悪質なアプリケーションも実際に見受けられます。
実際にあった悪質なアプリ名の例)ChatGBT、GPChat
記事などでよくあるNG例)chatGPT(cが小文字)、ChatGTP、Chat GPT(ChatとGPTの間に空白がある)、ChatGPT4、 GPTChat、ChatGDP(GDPは国内総生産です)
次のように、製品がOpenAIの技術に基づいて開発されていることを明確にする説明的な表現が求められています。
· powered by GPT-4
· built on GPT-4
· developed on GPT-4
注)"built with" "developed with"は上と似ていますが、公式なパートナーシップを示唆するような表現なので禁止されています。
実際にApp Storeなどを見てみると、ガイドラインを遵守しているアプリケーションとそうでないアプリケーションがあることがわかると思います。インストールの際はガイドラインを遵守したアプリケーションを選ぶと良いでしょう。
参考
(著:藤本)